HI-TEC SPECIAL INTERVIEW

HI-TEC PEOPLE
#002

JUN WATANABE
グラフィックデザイナー

1974年にイギリスで誕生し、世界初の軽量アウトドアブーツの開発や、ランニングやスカッシュ、テニス、サッカーをはじめ、多くのスポーツで歴史を彩る数々の名作シューズを生み出してきた、ライフスタイル・アウトドアブランド<HI-TEC>

HI-TECの新たなウェブコンテンツ<HI-TEC PEOPLE(ハイテック・ピープル)>は、ブランドの長い歴史の中で、その時代その時代でテクノロジーを駆使しながら数々の名作シューズを作ってきた背景になぞらえて、チャレンジを続け時代を躍進するさまざまな人物たちにフォーカスしていくインタビューコンテンツ。

第2回は、グラフィックデザイナーとして幅広いジャンルでデザインやコラボレーションを手掛けながら、国内外にラジコンカルチャーを広げている「ジュン ワタナベ」さんが登場。「ZOZOTOWN」の立ち上げメンバーとして、クリエイティブを統括してきた経緯から「JUN WATANABE」名義での活動、また現在のライフスタイルの背景などをインタビュー。

また今回のインタビューと合わせて、ジュン ワタナベさんとコラボレーションアイテムを特別制作。アンケートページより応募いただいた方から抽選で30名様に「HI-TEC & JUN WATANABE」のスペシャルステッカーパックとワークグローブをセットでプレゼントします。

ほかでは手に入らない、数量限定のスペシャルコラボアイテム。皆様のご応募お待ちしております。

※詳しい応募方法、アンケートページは こちらのインタビューページ最後に掲載しています。

プレゼントキャンペーンは5/5(水)をもって応募締め切りとなりました。当選は5月中旬に商品の発送をもってお知らせさせていただきます。

全体的なイメージとして、今の「本当のハイテク」って感じじゃないじゃないですか。そこがすごいいいなって思って。レトロ感というか昔のテクノロジーというか。

- 「HI-TEC」は1974年にイギリスで誕生し、アウトドアからスポーツ各分野において名作シューズを開発し、今ではライフスタイルアウトドアブランドとして世界各国で展開しているブランドですが、もともとジュンさんはHI-TECというブランド自体はご存知でしたか?
ジュン ワタナベ(以下J):いや、それが実は知らなかったんですよ。
- 世代としては90年代育ちということで、若かりし頃に履いていたスニーカーはどんなものが多かったですか?
J:90年代ですか。意外とこだわりなくてコンバース、ヴァンズ、ナイキとか、変わりどころでいくとジョージコックスとかですかね。ラバーソールの。
- そういえば、若い頃はハードコアのバンド活動されてたということで、そうなるとそのようなテイストのものを履きますよね。
J:そうですね、やっぱり履きやすくて動き回れるオールドスクールなものを履いていました。バンドはゴリゴリのハードコアでしたね(笑)
- ちなみにバンド関係の流れで「ZOZOTOWN」の前社長 前澤さんと出会ったとのことですが、そのあたりのエピソードはまた後半に聞かせていただければと。
ちなみにジュンさんは今までのお仕事や活動の中で国内外のスニーカーブランドとコラボレーションされてますが、そんなジュンさんから見たHI-TECはどんなイメージですか?
今回はブランドがリリースした中でも最高のランニングシューズと言われる「BADWATER146(バッドウォーター146)」にフォーカスということで、実際に今履いていただいてますが。
J:まず単純にシンプルで合わせやすいなと思いました。あとブランドを知らなかったってのもあるんですけどとても新鮮ですね。知ってる人はサイドのロゴマークを見て「HI-TECだね」って気づくと思いますが、僕がこれ履いていると多分周りからは「それどこのブランド?」って絶対聞かれると思います。
- ブランド名やロゴとか知らない人から見たら新鮮かもしれませんね。あとアウトソール側面にある「ABC」の刻印とか「これ何?」みたいな感じで。
J:確かにそれなんですか?
- 「Air Ball Concept(エアボールコンセプト)」の略なんですけど、ソール内側に円柱型のエアボールが入ってて、BADWATER146の発売当時は結構画期的なクッション機能だったんです。
J:そういう機能やテクノロジーも入ってるんですね。伊達にHI-TECの名前を名乗ってるだけある。現行モデルだとそのあたりの機能もアップデートされてたりするんですか?
- 中のエアボール自体は変わらないんですけど、アウトソールは一度展開がなくなったものだったので、もう一度オリジナルを再現しています。
J:でも全体的なイメージとして、今の「本当のハイテク」って感じじゃないじゃないですか。そこがすごいいいなって思って。レトロ感というか昔のテクノロジーというか。でもブランド名はHI-TECっていうのが面白いし、なんか所有欲くすぐられますよね。
- 世代的に何か気持ちをくすぐられる感はありますよね。でも今の若い方でも昭和とか昔のアイドルとか、当時のレトロ感やノスタルジック感が好きな人も多いですよね。
J:昔のものが好きで車とかも昔のものが好きですね。大好きなラジコンも80〜90年代のカルチャーですし。僕ら世代は懐かしいから好きなんですけど、今の若い子たちはいきなりその辺りの年代のカルチャーが好きな人も多いんですよね。最初っからそっちの方がカッコいいって。HI-TECはそういう若い人達にも響くんじゃないかなと思いました。

この配色好きですね。ちょっとでも色が濃かったらまた違うんですけど、この薄いグリーンとパープルのコンビが絶妙。

- 今回初めてHI-TECを履いていただいてますが、実際の履き心地の方はいかがですか?
J:かなり良かったです。僕ラジコンを走らせによく外に出るんですけど、その時は歩き回るし、時には走るし。そういう外遊びの時に履きたいですね。
- もともとトレイルとロードを走る過酷なバッドウォーターレース用に開発されたシューズなので、ラジコンレースの時にもマッチしそうですね。ちなみにラジコンされる方ってスニーカーを履かれる人が多いですか?
J:オフロードで土の上を歩くので、みんな履きやすくて汚れても良いスニーカーが多いと思います。
- ちなみに今日はラジコンの時の服装ですか?
J:これはちょっとリラックスした仕事着ですね。まあラジコンやってる時とあんまり変わらないですけどね(笑)ラジコンやるときは、僕が手掛けている「BLOCKHEAD MOTORS(ブロックヘッド・モータース)」で作ったナイロンジャケットを羽織ってます。僕、アウトドアイベントと合体したようなラジコンのイベントもやってて。キャンプイベントにも呼んでもらってキャンプに来ているお客さんと一緒にラジコンで遊ぶ企画とか。そういう外遊びにこのモデルは相性良さそうな感じですよね。
- 今履いていただいてるブラック/ホワイトのほかに、ホワイト/エバーグリーンのカラーもラインナップされていて、こちらがオリジナルカラーになるんですけど印象はいかがでしょう?
J:やっぱりオリジナルカラーなので、こっちの方がこのモデルらしいのかもしれませんね。はじめはブラックがいいなって思ってたんですけど、実物見てるとホワイトの方がいいなって思ってきました(笑)こっちの方が個性的ですよね。
- ホワイトの方はヨーロッパっぽい配色でレトロ感があって、HI-TECらしさ出てますよね。
J:この配色好きですね。ちょっとでも色が濃かったらまた違うんですけど、この薄いグリーンとパープルのコンビが絶妙。
- なんでこのカラーリング採用したの?みたいな感じですよね(笑)当時はこの色合いが良かったんでしょうね。
J:うん。いいカラーリングですよこれ。今でも良いと思います。今だからこそというか。
- 雰囲気的には80年代のエアロビシューズとかテニスシューズみたいなカラーリングですよね。
J:確かに。ちなみにこのモデルはいつ頃発売されたんですか?
- 1989年です。ちょうど80年代から90年代に差し掛かるあたりですね。
J:あーいい年代だ。やっぱその辺りの配色ですよね。こう言っていいのかわからないですけど、HI-TECって日本だとそこまでメジャーじゃ無いじゃないですか。でもそういうブランドが好きな人っていっぱいいると思います。人と同じものは履きたくないって人とかも多いですしね。

何でかは分からないけどすごい好きで。ステッカーってモノとしてすごい魅力的だなって思ってるんですよね。

- 前回のインタビューに登場いただいたハイロックさんに引き続き、今回はジュンさんと一緒にスペシャルなコラボレーションアイテムを作ろうという企画となっていますが、今回デザインいただいたアイテムはステッカーパックですね。そういえばジュンさんはオリジナルステッカーも販売してますよね?
J:僕ステッカー好きなんですよ(笑)というか、若い頃はみんな自分でステッカー作ってたんですよね。今もそうかもしれないけど、それこそバンドのステッカーだとかスケートボードのブランドのステッカーとか。ラジコンでもいっぱいありますし。
何でかは分からないけどすごい好きで。ステッカーって、モノとしてすごい魅力的だなって思ってるんですよね。でもあんまり貼らないんですけど(笑)
- ジュンさんと同じ世代でステッカー好きっていう人は、ビックリマンシールとかラジコンとかミニ四駆あたりのカルチャーを通ってるからなんですかね。「ステッカーと共に生きてきた世代」みたいな。
J:あと自分の仕事がグラフィックデザインなので、やっぱりステッカーというアイテムはデザインを表現しやすいですよね。作りやすいしどこでもペラっと貼れるし。
- 今まで数え切れないぐらい作ってきたんじゃないですか?
J:めちゃくちゃ作ってますよ。BLOCKHEAD MOTORSでも作ってますし。もうステッカー屋ですもんね。7〜8割はステッカーの仕事なんで(笑)それでも全国から毎日のようにオーダーきますもん。なんなら海外からもお問い合わせいただきます。
- すごいですね(笑)
J:今海外は地域によってコロナの影響で送れなくなっちゃったのでストップしてるんですけど。でもステッカーは売れ続けてますね。
- もうステッカー制作はライフワークの1つという感じですね。
J:そうそう。でも不思議な存在ですよね、ステッカーって。「何に使うんだよ」みたいな。でも所有欲をそそられるんですよね。
- 確かに貼らないのにいっぱい持ってたりしますもんね(笑)でも最近はパソコンにステッカー貼る人も増えたり、スマートフォンにクリアケースつけて裏に入れたりする人も多いので、今回のコラボステッカーもそういった感じで使ってもらえるといいですね。
J:そうですね、スマホに収まる位のサイズにしようかなと思ってます。
- それと今回はコラボステッカーのパックと、ジュンさんが手掛けられているBLOCKHEAD MOTORSのワークグローブをセットでプレゼントということで。
J:そうですね。ラジコンにまつわるアイテムを手掛けているブランドなので、今回のBADWATER146のシューズとデザインや背景的にも相性が良いかなって思ってます。

朝から朝までデザイン漬けみたいな。20代前半はずっとそんな感じでしたね。

- 続いて、ジュンさん自身について色々とお聞きしていきたいと思います。
ジュンさんは90年代からグラフィックデザイナーとしてステッカー作ったりCDジャケットなどをデザインされたりしながら、その後はZOZOTOWNに立ち上げから参加されてZOZOのクリエイティブ責任者として13年間ほどデザイン部門を統括されてたということで、その辺りの経緯や冒頭で少しお話したZOZOの前社長 前澤さんとの出会いなんかをお聞きできればと。
J:えーと、細かく話すのでうまく編集してください(笑)僕、新潟県の出身で新潟にいた頃はバンドをやってたんです。高校卒業してからも「とりあえずバンドできればいいや」みたいな感じで、なんとなく地元で就職したんですよ。なんですけど、いざその仕事始めてみると1日の中で8時間働くのがもう耐えられなくて(笑)
若かったんで自分のためになるのかな、みたいな。いや仕事はそういうもんだろって今だったら言いますけど(笑)
- 仕事は大概そういうもんですね(笑)
J:で、もっと自分の興味があることをやる方がいいだろうとなって、そこで一度考え直したんですよ。それでデザイナーになろうって思ったんです。
- 当時はすでにご自分で何かデザインされてたりしたんですか?
J:趣味でデッサンとかやってましたね。あとフライヤー作ったりとか。当時からデザインチックなことはしてたんですよ。そもそも小学生の時は絵が好きで漫画家になりたいくらいだったんで。それでデザインの専門学校に行くためにバンドを辞めて上京してきて。それで結構すぐのタイミングで、当時音楽CDとかの通販をしていた「スタートトゥデイ」を運営してた前澤さんと出会うんですよね。
当時スタートトゥデイはレーベルもやってて、通販と一緒に自社で音源も作ってたんですよ。そこにちょうど新潟の自分の身内のバンドがデモテープを送ってきて、それが前澤さんの耳に留まり、じゃあスタートトゥデイのレーベルから音源出しましょうってことになったんです。それでその新潟のバンド仲間からデザイナーになりたいって言って東京出てきたんだから、ちょうどいいからCDジャケットのデザインやってよっていう流れで、前澤さんと出会いました。
- そういう出会いだったんですね!
J:音楽とかファッションに携わるお仕事がしたいって思ってたので、前澤さんに何か手伝わせてもらえないですかってお願いして。それでカタログの通販、その時は電話とファックスで注文受けてたんですけど、紙のカタログのデザインをやるようになって。多分それが19歳くらいの話ですね。そこから専門学校卒業して一旦はデザイン事務所に入るんですけど。昼間はデザイン事務所の仕事やって、夜は自分の作品作りとスタートトゥデイのデザインのお仕事っていう感じで。だから朝から朝までデザイン漬けみたいな。20代前半はずっとそんな感じでしたね。
- その時はもうバンド活動はされてなかったんですか?
J:バンドはもういつの間にか辞めてましたね(笑)もうデザイナー一本で行こうって自分で決めて、キッパリとバンド活動はしなくなりましたね。
- それからスタートトゥデイに正式に加わって、それから程なくしてZOZOTOWNが立ち上がったと?
J:そうですね。その頃デザイン事務所を辞めて独立しようかなって思ってたんですよ。そしたら、ちょうどそのタイミングで前澤さんからウチに来て正式にデザイナーとしてやらない?って誘ってもらって。じゃあそうしようってなって、それで都内から千葉に引っ越してきました。
当時はまだZOZOになる前ですけど、すでに洋服のオンラインショップをいくつか運営してたんですよ。レディースはレディースのショップ、メンズはメンズショップという感じで、5〜6種類くらいショップがあったんですよね。
- ファッションのオンラインショップがまだそんなになかった時代ですよね。
J:そう、それで入社してから1年後ぐらいに、それらを全部統合して1つのモールみたいにしようと。それがZOZOTOWNの始まりですね。
- それが2004年ぐらいですかね。そこからはジュンさんがZOZOのクリエイティブやデザインを一手にやっていたと?
J:そうですね。一手というかデザイナーはほんとに自分1人しかいなかったので(笑)ZOZOTOWNになる頃は2人になってたかな?
- そこからはZOZOは右肩あがりというか、右肩あがりどころの話じゃない成長の勢いですね。会社がどんどん成長していく中で、業務的にはだいぶ大変なことも多かったんじゃないですか?
J:業務的にはうーんまあどうかなぁ。
- 楽しみながらやってたみたいな?
J:そうなんですよ。ほんと正直にぶっちゃけると楽しい思い出しかない。
大変だったんだと思うんですけどね。大変だったでしょ?って言われても、ほんとに死ぬ思いしたっていう感じではないですかね。若かったし仲間がいっぱいいたんで。だから誤解を恐れず言うと、徹夜しても夜遊びしてるような感覚で仕事してましたね。

色々な人と色々なジャンルのものを作れるのが、すごい贅沢な仕事だなあと思って。だからデザイナーっていう仕事にすごい感謝してるんですよ。

- それからZOZOのお仕事と並行しながら「JUN WATANABE」という名義で活動をされていますが、もう活動は長いですよね?
J:長いですね。ZOZO入った直後ぐらいからですね。
- 話は少しデザインの方になるんですけど、デザインされる時のソースやアイデアっていうのは、自分が好きなジャンルから得ていることが多いですかね?本や資料なんか色々なものがアトリエに溢れていますけど。
J:そうなんですけど、でも僕なんでも好きなんですよ。この仕事自体が好きなので、自分に興味のないジャンルでも「やります」って言って。やったことなくても「やってみたいです」みたいな。
- 全然知らない分野の仕事に関わる時って、まずはその知識や背景を入れてから取り掛かりますもんね。そうすると自分にとって新しい分野や知識を入れることができるからそれだけでも面白い体験ですよね。
J:そうです。過去に「DISPLAY CASE by JUN WATANABE」っていう自分が手がけてきた作品集を作ったんですけど。自分のプラモデルを飾る棚みたいなイメージで、自分の作品が棚に入っていくみたいな。それが溜まっていくのが嬉しくて、全然違うジャンルのものが並んでいくのがすごい楽しいんです。
職業的にはグラフィックデザイナーなんだけど、それを通して色々な人と色々なジャンルのものを作れるのが、すごい贅沢な仕事だなあと思って。だからデザイナーっていう仕事にすごい感謝してるんですよ。
- 素晴らしいですね。
J:ほんとに純粋な気持ちで思ってて。ZOZOにいた時なんですけど、「この仕事にほんとに感謝だな」ってすごい思った時があって、これは「デザインの神様」を作って毎日感謝する時間を作らないとって思って。それで、ZOZOのデザイン部の朝礼で「デザインの神様に今日もありがとうございます」ってやってましたね(笑)
- (笑)でも大人になるにつれ、だんだん身に染みてわかってきますよね。
J:そうなんです、感謝の気持ちはすごく大事。なんかおじさんくさいですね(笑)やっぱ僕はこの仕事しかしてないので。長くやってるからこそ、そういうことに気づいてきたりしますね。
- また、ジュンさんといえば、模型メーカーのタミヤとのコラボレーションは特に有名ですよね。その辺りのお取り組みも活動されてからすぐだったんですか?
J:タミヤとのコラボは多分2011年ぐらいからですね。タミヤさんに最初にコンタクトとったのは手紙だったんですよね。
- もしかして直筆ですか??
J:原稿用紙でしたね(笑)自分のラジコンとかの写真を一緒に入れて、送り先もよくわからなかったのでタミヤのホームページに載っている住所に送って。内容は「初めまして。自分はこういう者です」とか「いつかコラボレーションのスニーカーを作りたいです」みたいな。スニーカーのラフスケッチも入れた気がします。それからコラボが実現するのはその手紙を送ってから5〜6年経ってからですね。
- 面白いですねー。ちなみにバンドは辞めちゃいましたが、ラジコンはずっと続けてたんですか?
J:ずっと継続ではないんですけど、小学生の時はかなりのめり込んでましたね。中学・高校は音楽になっていって。専門学校か働き始めた頃にまたちょっとラジコンに興味湧いて、そこからずっとのめり込んでいますね。
- ラジコンの機種はずっとオフロードカーですか?
J:オンロードもやってましたね。両方ですね。
- ちなみに飛行機とかヘリコプターとか空に飛ばす系は?
J:その辺りはウチの親父がやってるんですよね。自分が小さい頃から。家にラジコンのガレージがあって飛行機のエンジンがあったり。なんなら親父は自分で機体を設計してたりしましたね。
- じゃあもうラジコン好きは血筋ですね(笑)
J:まあそうですね(笑)あとはタミヤ以外にも、26 ccのガソリンエンジンを積んだ1メートルくらいあるアメリカ物のラジコンとか持ってます。それこそ外遊びですよね、もうラジコンしにいくって感覚じゃない(笑)車のトランクにガーンと積んで、工具も色々ワっと積んで、ガソリンを買っていくみたいな。
サーキットは埼玉にあったんですけど2年前ぐらいに無くなっちゃったのかな?そこに行ってテント出して、お湯沸かしてカップラーメン食べてみたいな1日ですね。モトクロスバイクとかやってる人と同じような感じですよね(笑)
- テントの中で車体の整備したりとか?
J:そうそう、ガソリンとオイル混ぜて燃料作ったりみたいな。1/5サイズのラジコンですけど、もう車ですよね(笑)で、なんの話してましたっけ?(笑)
- いやラジコンの話であってますよ(笑)
J:僕色々な趣味があるし、趣味と仕事が交錯するので、自分のこと説明するのすごい難しいんですよ(笑)「仕事は?」って聞かれて「デザイナーです」って答えると、「なんの?」って聞かれて。で「グラフィックです」って答えると「なんのグラフィック?」ってまた聞かれる。そうするともう説明が難しいんですよ(笑) Tシャツとかスニーカーとかラジコンとか車のハンドルもデザインしたりとかなので。で「ZOZOTOWNもやってます」って言うと、「なんなのそれ?」みたいな(笑)

ラジコンっていうとなんかオタクっぽいイメージですけど、そうじゃなくてカッコいいものなんだよって見せたくて。

- 話はまたラジコンに戻りますが、ジュンさんって今となってはもうデザイン・ファッション界隈でのラジコンの第一人者的な存在ですよね。
J:第一人者かどうかはわからないですけど、結局はタミヤさんリスペクトなんですよ。タミヤさんはラジコンを作ってくれてるし、自分はそのラジコンを使っていろんな人を繋げていきたいと思ってて。タミヤさんにできないようなことを自分がやって広がっていけばいいなって。それでファッション界隈に知り合いがいるので、そういうところに勝手に広めていっている感じですかね(笑)
- 実際タミヤとコラボレーションしたラジコンはホーネットでしたっけ?JUN WATANABEのシグネチャーデザインの水玉でアレンジしてましたよね。
J:そうですね。過去にリーボックのポンプフューリーのデザインを過去3作全部水玉やってるんですけど、2作目を出したタイミングに同じデザインで合わせてホーネットも出したんです。発売時期も合わせて。ラジコンする人にはスニーカーを知ってもらって、スニーカー好きな人にはラジコンを知ってもらうみたいな。それこそコラボの醍醐味かなと思って。お互いが交わることがないお客さんの層をミックスさせるっていうのが狙いでしたね。
- そうするとカルチャーがクロスオーバーして色々な輪がさらに広がっていきますよね。
J:そう。でもラジコンのデザインとしてはありえないデザインなんですけどね、あの水玉って。絶対叩かれるだろうなって(笑)
- あと、湘南の方にジュンさんのラジコンガレージがあるんですよね。湘南のイメージで言うとそこはジュンさんにとってサーフハウスのような場所ですか?
J:実はガレージは工場地帯にあるんですけど、そこにはサーフボードの工場とスケートボード場もあるんですよ。でかい工場ビルみたいなところで。
- 湘南にそんな地域があるんですね。
J:スケート場って言ってもミニランプが1個あるだけなんですけど、初めはそこにウチの子供を連れて滑りに行ってたんですよ。そこにはそれこそ平野歩夢も所属してた子供の名門スケートチームがあって。そこに通ってるうちに子供がそこのライダーになったんですよ。
- へーすごいですね。
J:それでそこのオーナーさんと喋ってるうちに「部屋1個空いてるらしいからラジコン部屋とかどう?」みたいな話があって。で、ラジコンのガレージなんて夢あるなってなって。
- そういういい流れがあったんですね。
J:そう、男のロマン詰まってるなって思って、すぐオーナーさんに「借ります」って話しました。ラジコンっていうとなんかオタクっぽいイメージですけど、そうじゃなくてカッコいいものなんだよって見せたくて。サーフボード工場とスケートパークがあってそこにラジコンのガレージもあるっていう。
- 2つの人気カルチャーと同じ場所にあるラジコンガレージ。しかもそれが湘南にあるってなると響きだけでかなりカッコいいですね(笑)最近はコロナの状況下であまりガレージには行けてないですか?
J:そうですね。でもまた近々開けようと思ってます。不定期ですけど事前にインスタグラムで「この日開けます」みたいな告知して。でもお店じゃないから何もないんですけどね(笑)多少グッズは置きますけど、グッズは通販でも買えますし(笑)でも告知して開けるとガレージに人が来るんですよ。
- 皆さんラジコンの交流がしたいみたいな。
J:そう、ラジコン持って来るんですよ。「見てください」みたいな感じで(笑)
僕も何をしてるんだろうなって感じになるんですけど、やっぱり交流の場になってるんですね。サロンみたいな。そもそもラジコンショップはあるけど、ラジコンガレージってあんまりないんですよね。ほんとわざわざ遠くから来る方もいますし。3坪の小っちゃいところに。
- ラジコンってほんとに好きな人は熱量がかなり高そうですもんね。すでに聖地化してるかもですね(笑)
J:そうですね。「一度あのガレージ行ってみたい」みたいな。海外のお客さんも来たことありますし、日本に行ったら必ず行くってメッセージが来たりとか。嬉しい限りです。
- ラジコンガレージでかなりコミュニティが広がってますね。
J:完全に趣味なのでそこまで狙って考えてないですけどね。確かな目標を持ってしまうとつまらなくなっちゃうので、自分のやりたい事やってるだけだし、辞めたくなったらやめる。それでいいかなと。
- もともとタミヤに原稿用紙で手紙送った時って、ただ純粋にタミヤと一緒にスニーカーを作りたいっていう気持ちからの行動であって、そこでいくら売り上げたいとかではないですもんね。
J:ほんとそうですね。たくさんお金稼ぐなら別の方法探します(笑)

雑談するとその人のことをより知れるじゃないですか。僕はやっぱりそういう方が好きですね。

- ZOZOTOWNは2017年くらいに退社されて、その後はご自身で会社も設立されてということですけど、何か背景はあったんでしょうか?もう少し趣味や別のことに時間を増やしたいとか?
J:実はそこは自分でもよくわからないんですよ。なんで辞めたんだっけなみたいな。でもなんとなく辞めたんですよね。
- 特に前からこの時に辞めよう、とかではなく?
J:なんか会社が大きくなって、なんとなく違うなみたいな?やっぱり会社が小さい頃が楽しかったんですかね。ちっちゃくて細かいルールもなく、連日遅くまで残業してもなんの苦もない、働かされてる気もしない。みんなでガレージに集まって1台のバイク作りあげるみたいな。当時はそんなノリだったんですよ。それが楽しかったんですけど、だんだんそういうことじゃなくなってきてしまったんでしょうね。
- 今日お邪魔してるここのスタジオは以前から拠点にされてたんですか?
J:ここはZOZO辞めてすぐ借りたんですよ。しばらくは机1個しかありませんでしたけど。会社設立したのは去年なので、それまで2〜3年はのんびりしてましたね。
- じゃあZOZO辞められたのは、その時の自分の気持ちとか有り様で自然とそうなったという感じですかね。
J:そういうことですね。
- あと、お仕事以外のライフワークだと、ラジコンやお子さんのスケボーに付き添われたりとのことですが、その他やっていること、ハマっていることはありますか?
J:最近は車イジってますね。92年ぐらいのシビックです。
- またイジり甲斐ありそうですね(笑)
J:すごいイジり甲斐あります(笑)今それが楽しくてしょうがないですね。ちょっと車高下がって悪い感じになってますけど。
- ちょっと危ない感じに仕上がってるんですね(笑)ちなみに普段1日はどんな過ごし方をされてるんですか?
J:最近は朝から夕方ぐらいまで仕事して、夕方から22時までスケボー行って、22時から自分の車タイムが始まるみたいな感じですね。
- 割と結構遅い時間帯に車イジり始まるんですね。
J:それしか時間が取れなくて。やっぱスケボーに行きたいんで、仕事の時間をなるべく早めにスタートして早めに終わらせる。今はそういうルーティンになってるかな。仕事が忙しくなってくるとなかなか難しいですけどね。ほぼ1人仕事なので。仕事の量や、やり方をちゃんと考えないとって思ってます。
- 世の中のライフスタイルのあり方が2020年から変化してきましたが、ジュンさんのライフスタイル自体はそこまで変わりはないですか?
J:基本はスタジオにいますからね。ラジコンガレージに行くことは少し減りましたけど、そこまでの変化はないですかね。でもやっぱり人と会わないと広がらないですね。それが嫌だなって思います。単純に。
- 今は携帯やネットで話や打ち合わせなんかはできるので、コミュニケーション自体はリアルに会わなくてもできるようにはなってますけど、確かに普段生活している中での新しい繋がりや出会いの頻度は少なくなりましたね。
J:すでにこういう話題は散々されてるかと思うんですけど、やっぱりネットだと雑談しないので。今日もこうやって会ってるから雑談できてると思うんですよ。画面が分割されたZOOMで、しかも初対面のシチュエーションではそんなに雑談なんかしないじゃないですか。誰かが仕切ってアジェンダ通りに進んでいくみたいな。そうじゃなくて雑談もしたいですよね。
- スタジオにお邪魔してから30分ぐらい雑談してましたもんね。
J:そうそうそう(笑)でもそういう雑談するとその人のことをより知れるじゃないですか。僕はやっぱりそういう方が好きですね。お互いの趣味のことを話したりとか。
- 確かにリアルで会うだけで読み取れる情報が多いですもんね。話す時、聞く時のアクションとか、その時着ている服装とか。そういうところからまた雑談が膨らんで、そこから何か面白いヒントが見つかりますもんね。
J:絶対そうですよ。人の事務所とかスタジオ行った時何か見つけると「何これ?」みたいな(笑)「こんなのあるんだ!」ってなるじゃないですか。
- そうですね、早くジュンさんのスタジオにあるもの1個1個みたいです(笑)
では今後のジュンさんの目指すライフスタイルとしては、また以前と同じように人と会って、雑談して、そこから何かお仕事であれなんであれ楽しいことができたらいいなという感じですかね。あとはシビックをイジって。
J:そうですね。まあでもやっぱり「今を楽しむ」っていうことに尽きますかね。
- 先のことを考えるのももちろん大事ですけど、やっぱり今を楽しまないことには楽しい人生とは言えないですもんね。
J:そうです。実は僕、今まで目標人間だったんですよ。必ず元旦には目標を立ててみたいな、超目標人間でした。でも目標がない方が良い時もあるので今はやめました。もちろん目標を持つことも自由だし大事なんですけど、今はそれよりも「1日を100%使い切る」って方を大事してますね。

JUN WATANABE
グラフィックデザイナー

1990年代からグラフィックデザイナーとしてのキャリアをスタート。CDジャケットや印刷物のデザインを中心に活動後(株)スタートトゥデイに加わり、2004年にZOZOTOWNの立ち上げのデザインを担当。以降、クリエイティブの責任者として約13年間にわたりデザイン部門を統括。また自身のブランド「JUN WATANABE」名義でファッション・ラジコン・ホビーを中心に多くの商品デザインやコラボレーションを手掛け、2020年にはデザイン会社「Hanakumo Inc.」を設立する。

BADWATER146

1989年に誕生した「バッドウォーター」はハイテックがリリースした中でも、最高のランニングシューズの1つです。トレイルとロードの双方を駆け抜けるバッドウォーターレースという全長146マイルに及ぶウルトラマラソン専用のハイブリッドシューズとして設計されました。
HI-TEC LIFESTYLEコレクションではアッパーパターンが見直され、かかとに組み込んだ加圧シリンダーによりエアサポートを実感できる「Air Ball Concept」ソールも刷新されています。

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※上記ページのHI-TEC LIFESTYLEのショップリストをご覧ください。
※店舗によりBADWATER146のお取り扱いがない場合もございます。

HI-TEC & JUN WATANABE

STICKER PACK + WORK GLOVE SPECIAL SET

PRESENT CAMPAIGN

HI-TECとグラフィックデザイナー・ジュン ワタナベさんのコラボレーション「HI-TEC & JUN WATANABE」のプレゼントキャンペーンを開催。

JUN WATANABEデザイン9種がセットとなったステッカーパックと、ラジコンアパレルブランド「BLOCKHEAD MOTORS」のワークグローブのスペシャルセットをプレゼント。

4/22(木)- 5/5(水)の期間、下記アンケートページより応募いただいた方より抽選で30名様にプレゼントいたします。

ほかでは手に入れることができない、数量限定のスペシャルコラボアイテム。皆様のご応募お待ちしております。

HI-TEC & JUN WATANABE
「ステッカーパック + ワークグローブ スペシャルセット」
プレゼントキャンペーン詳細

  • ■応募期間:4/22(木)- 5/5(水)
  • ■アンケートページ

    プレゼントキャンペーンは5/5(水)をもって応募締め切りとなりました。当選は5月中旬に商品の発送をもってお知らせさせていただきます。

  • ■その他詳細・注意事項
    • ・ご応募はお1人様1回までとなります。
    • ・当選は商品の発送をもってお知らせさせていただきます。当選・落選のお問い合わせは承ることができませんので、あらかじめご了承ください。
    • ・ご入力いただいたお送り先情報にお間違いがないようご注意ください。

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